投資の知識編 投資・資産形成

【投資初心者必見】決算短信の読み方を詳しく解説!企業分析の4つのポイント

ぷるすけ
各企業が四半期決算を出すシーズンになりました。

そこで、今回は投資初心者に向けて”決算短信”の読み方を教えていきますよ!

 

みなさん、ちゃんと株を保有している企業の”決算短信”には目を通していますか?

 

まさか配当の欄しかみてなかったり、全く目を通していないということはありませんよね…?

 

そんなことを言っている僕もつい最近に決算書の読み方を勉強した投資初心者です。

 

そこで、今回は投資初心者に向けて”決算短信”の読み方を紹介していきますよ!

 

これを読んで、みなさんが気になる企業の決算を読み解けるようになりませんか?

 

 

決算短信とは?

上場企業は年4回の決算を行っていて、『決算短信』として一般投資家に開示しています。

 

決算短信は、企業の決算の内容を要約したもので、いち早く情報を伝えるために作成される書類です。

 

さて、この決算短信は大きく2つの部分に分かれていて、最初の1~2ページの『サマリー』と、後半の『添付資料』があります。

 

投資初心者がまず注目するべきは前半の『サマリー』のところです。

この部分をしっかりと読むことが大切になりますよ!

 

上記の画像は『日本取引所グループHP』で公開されている『四半期決算短信作成要領』から引用したものです。

 

決算短信のサマリー部分はこのような感じになっていて、これを読むだけで決算の全体像をつかむことができるようになります。

 

投資初心者の最初の目標がこれをきちんと読めるようにする!ということなのですが、まずは以下の4つのポイントを意識してみましょう。

 

決算短信サマリー部分のポイント

①連結経営成績

②連結財政状態

③連結キャッシュ・フロー

④業績予想

 

それでは詳しくみていきます!

 

連結というのは親会社だけでなく、子会社や関連会社も含めた決算という意味です

 

 

決算短信のポイント①:経営成績

ぷるすけ
まずは決算短信で一番のポイントとなる”経営成績”の見方について詳しく解説していきます。

 

『(連結)経営成績』は損益計算書の概略となる部分です。

 

損益計算書は『P/L(Profit and Loss statement)』とも呼ばれていて、企業活動による売り上げ・費用・利益などを示したものとなります。

 

 

この”経営成績”の部分で注目するべき点は、売上高営業利益経常利益当期純利益の4つです。

 

経営成績の4つのポイント

①売上高

②営業利益

③経常利益

④当期純利益

 

ひとつずつ紹介していきます。

 

売上高

売上高は、商品を売ったりサービスを提供することで、どれだけ稼ぐことができたのかを示すものです。

 

売上高が増加したら『増収』という表現をします。

 

ただし、売上高をみるだけでは企業に利益が出ているのかまでは分かりません。

 

そこで、『営業利益』にも注目していきましょう。

 

各項目の右側の欄には前期からの伸び率が書かれています(%表示されている部分)

 

営業利益

営業利益は、みなさんが考えている『利益』に当たる部分です。

 

具体的には、売上高から『売上原価』『販売費』『一般管理費』を差し引いたものになります。

 

販売費は商品を販売するために発生する費用のことで、一般管理費は会社全体の管理にかかる費用のことです。

 

営業利益が増えれば『増益』と表現されて、一般的に好材料となります。

 

 

経常利益

経常利益は本業以外の収益と費用を含めて計算したものです。

 

具体的にいうと、株の売買や不動産の売買によって生じる費用を加味した利益ということです。

 

営業利益は本業でどのくらいの利益を獲得したのかという視点でしたが、経常利益には営業外利益と営業外費用が含まれているということなんですね。

 

当期純利益

当期純利益は経常利益から法人税などの税金を支払った残りとなります。

 

正確には特別な事象によって発生した損益を加味した『税引前当期純利益』から税金を差し引いたものですが、分かりやすく『当期純利益』は”税金も加味した利益”というように覚えていてください。

 

 

決算短信のポイント②:財政状態

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次に決算短信を通して企業の財政状態をみていきましょう。

 

連結財政状態は『貸借対照表』の概略となる部分です。

 

貸借対照表はB/S(Balance Sheet)とも呼ばれていて、資産と負債の関係を示したものになります。

 

 

決算短信のサマリー部分には『総資産』『純資産』『自己資本比率』が書かれていますので、ひとつずつみていきましょう!

 

財政状態のポイント

①総資産

⇒企業が保有している現金や建物などの財産

②純資産

⇒総資産から負債を引いたもの

③自己資本比率

⇒返済する必要のない自己資金の割合

 

この中でも自己資本比率は企業の安定性を反映しているので注目した方がよいです。

 

一般的に自己資本比率は40%以上だと倒産しにくく、70%以上が理想企業だといわれています。

 

決算短信の財政状態には”1株あたり純資産”も書かれていますが、これはどんな指標に使われていたのか思い出してみましょう!
ぷるすけ

 

株価を1株あたりの純資産で割った数値が『PBR』でした。

 

PBRが1倍を割ると一般的には割安とされていますが、それについてはまた別の機会に紹介します。

 

 

決算短信のポイント③:連結キャッシュフロー

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3つ目に紹介するのが”連結キャッシュフローの状況”です。

 

連結キャッシュフローの状況は『キャッシュフロー計算書』の概要を示したものになります。

 

キャッシュフロー計算書は『Cash Flow Statement(C/S)』ともいい、その企業の現金の流れを表しています。

キャッシュフローについては詳しいことはまた次回説明するとして、今回はおおまかなことを勉強していきましょう!

 

キャッシュフローの種類

①営業活動によるキャッシュ・フロー

⇒本業の営業活動で現金がどの程度増減したかを示す

②投資活動によるキャッシュ・フロー

⇒投資によって現金がどの程度増減したのかを示す

③財務活動によるキャッシュ・フロー

⇒資金の調達や返済による現金の増減を示す

 

①~③のうち、営業キャッシュ・フローが最も注目すべき点です。

 

営業キャッシュ・フローは健全な運営を行っていればプラスになっているはずで、マイナスが続くようであれば事業の見直しが必要となります。

 

投資初心者のうちは営業キャッシュ・フローがプラスなのかマイナスなのかはしっかりと注目しておきましょう。

 

逆に投資キャッシュ・フローはマイナスだから問題があるというわけではありません。

 

投資活動には設備投資や子会社への投資などが含まれるので、投資キャッシュ・フローがマイナスの場合は『事業の拡大を目指している』と考えることもできるからです。

 

決算短信のポイント④:連結業績予想

ぷるすけ
最後に紹介するポイントが”連結業績予想”です。

 

当期の業績はもちろん大切なのですが、一番気になるのは『これからこの企業はどのくらい利益を出せるのか』ということですよね。

 

業績予想は会社側が立てるもので必ずしもその通りになるわけではありません。

 

しかし、投資家は常に未来をみて動くので、この業績予想は株価に大きな影響を与えることになります。

 

注目するポイント

業績予想で特に注目するべきところは『上方修正や下方修正がないか』です。

一般的に上方修正は株価上昇、下方修正は株価下落の要因になりますので注意深くみておきましょう。

 

 

決算短信の読み方のまとめ

決算短信の読み方のまとめです。

 

決算短信には前半にサマリー部分があり、後半に添付資料があります。

 

投資初心者はまずサマリー部分を読めるようになることを目指しましょう!

 

そして、サマリー部分で重要なポイントは4つありました。

 

サマリー部分の注目ポイント

①連結経営成績

②連結財政状態

③連結キャッシュ・フローの状況

④連結業績予想

 

ついつい『年間配当金』などに目がいってしまいがちですが、これら4つのポイントを抑えて決算短信を読むといろいろなことが分かるようなるかもしれませんよ!

 

ちなみに、決算短信を読み解く上では『損益計算書』『貸借対照表』『キャッシュ・フロー計算書』の3つに関する知識が超重要です。

 

これらを投資初心者でも分かりやすく勉強するには『世界一楽しい決算書の読み方』という本がとてもおすすめです。

 

一時期売れ切れが続いてなかなか手に入らなかったこともあるほど、人気の高い本ですよ!

 

ぷるすけ
僕もこの本を使って財務3表について勉強しました。

身近な企業を例にしてクイズ形式で読み進めることができるので、楽しく学ぶことができますよ!


 

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