いよいよCBTの受験シーズンとなってきて、勉強している人もたくさんいらっしゃると思います。
しかし、CBT当日の流れなど本番のことは全然分からないですよね。
さらに、CBT勉強法についてはブログにしている人が多いのに当日のことは誰も記事にしていないので皆さんの役に立ちたくて執筆しました。
正直な話、CBTに向けて勉強することも大切ですが当日のコンディションも点数に大きく影響しますよ。
これを読めば(少しは)CBTでいい成績が残せるはず!
それではいきましょう。
目次
CBT当日までの心構え
長時間の戦いに備えて本番一週間前くらいからはコンディションを整えましょう。
CBT前日まではもちろん問題演習をするのがよいです。
ただ、当日までにいくつかやっておくことがありますので要チェック!
コンピューターの使い方を予習しておく
まずはCBTのコンピューターの使い方を予習しておきましょう。
各大学でCBT前にパソコンを使う機会があるはずなので、分からないことがあったら確認しておくことが大切です。
ところで、実際の本番で分からない問題があったときにどうするかは考えていますか?
ブロック1~5では分からない問題にマーキングしながら後で解き直すことが可能です。
マーキング機能の使い方やトイレに行きたくなった場合の対処法など、基本動作は確認しておくことをおすすめします。
ポイント①
CBT本番ならではのパソコンの使い方を予習しておこう
機能を使いこなして、効率的に問題を解いていくことが大切
問題を解くことより体調管理
これはよくいう話ですが、CBTは一夜漬けすれば点数が上がるというテストではありません。
最後の一週間は本番と同じようなリズムで生活してみたり、一度本番と同じ時間割で勉強してみて集中力の持続具合を確認しておくとよいでしょう。
とにかく寝不足や体調不良は集中力の低下に繋がるのでくれぐれも体調管理にはお気をつけくださいね!
ポイント②
直前に詰め込むよりはほどほどに勉強して体調を整えよう!
CBTの本番は想像以上に疲れます…笑
✖や△の問題を中心に演習
本番一週間前の過ごし方は皆さんにお任せしますが、おすすめは×や△を付けた問題を復習することです。
もしくは『1周目問題』に絞って演習量を増やすのも◎
全範囲を直前に復習するのは不可能に近いですが、少しでも多くの問題を目にしておくと本番の点数UPに繋がるかもしれませんね!
『苦手なところを復習』
『広い範囲をサラッと復習』
など自分に合った1週間の演習プランを立てて効果的に過ごしましょう。
ポイント③
CBT直前は苦手なところの復習や間違えた問題の復習に充てよう!
問題数を多く解いて広い範囲にサラッと目を通すのもOK
自分に合った1週間の過ごし方を考えよう
証明写真を撮っておく
CBTの受験に必要なものの一つに『証明写真』があります。
CBT直前に撮影するのは時間を取られるしストレスも溜まりやすいのであらかじめ撮っておくといいでしょう。
簡単に済ませたい人は証明写真の機械でも問題はありませんが、おすすめは写真屋さんで撮ってもらうこと!
なぜなら、CBTの受験に使用する写真が『Student Doctor Card』の顔写真になるからです。
病院見学や病院実習で2年間使用するので、せっかくなので綺麗な写真を撮ってもらいましょう。
もちろん写真屋さんに行くなら直前ではなくて精神的に1か月前から2週間前くらいにいったほうがいいですよ。
Student Doctor Cardの写真になるので髪色・服装は要注意 😎
ポイント④
余裕を持って受験に必要な写真を用意しておこう!
証明写真以外の持ち物も確認して揃えておくのがおすすめ
CBT当日の注意点
実際の試験時間や注意事項、持ち物は各大学の指示に従ってください。
ここではちょっとしたアドバイスを中心にお話ししていきますね!
試験会場には何も持ち込まない
CBT当日は控え室と試験会場の2つが用意されています。
CBTはブロックごとに途中退室もできて、その場合は控え室で過ごすことになります。
注意点としては試験会場には受験票以外は基本的に持ち込みが禁止となっていることです。
(各大学の指示に従ってください)
試験会場にはスマホ、iPad、財布、教科書類、筆記用具などは持ち込めません。
間違えて持ち込んで発覚してしまうと最悪の場合受験資格を失うこともあるので気を付けてくださいね。
もちろん、カンニングなどの不正行為は言語道断ですよ!
当日のポイント①
試験会場には基本的に何も持ち込めないと考えておく!
何か調べものをしたい場合は控室で閲覧可能
服装には注意
CBTは一日がかりの試験になるので、室温が自分に適していないとかなり試験に支障が出てしまいます。
特に、8,9月受験組は冷房が効きすぎて思いのほか寒いということも考えられますので気をつけましょう。
逆に、10,11,12月受験組は暖房が効きすぎて頭がぼーっとする可能性があります。
外が寒いからといって着込みすぎず、脱ぎやすい服装選びを心がけましょう。
当日のポイント②
服装は温度調整ができるようにしておきましょう!
室温が想像つかなかったら控室に服を持ち込んでおこう
目が疲れるので対策するべき
CBTでは一日中パソコンと向き合っての試験となります。
そのため、想像以上に目が疲れるので気を付けてください。
普段からメガネをかけている人はこれを機にブルーライトカット眼鏡を導入するといいかもしれません。
ただ、受験票の写真でメガネをかけていない場合は、メガネの持ち込みが禁止される場合もあるので注意してください。
当日のポイント③
一日中パソコンを見続けるので休憩中に目を休められると◎
疲れ目対策をしておこう!
集中力を保てるように糖分を用意
CBT試験会場には飲食物を持ち込むことはできませんが、控え室には持ち込むことができるはずです。
なので、チョコレート・おにぎり・飴などさっと糖分を補給できるものを持ち込んでおくとよいでしょう。
特にお昼休憩前のブロックや後半のブロックでは集中力が切れやすいので休憩時間にみなさんのお好みの食べ物を口にすると◎
もちろん、ブロック1から集中力を維持できるように朝ごはんはしっかりと食べましょうね!
当日のポイント④
試験当日は朝ごはんをしっかりと食べておこう!
また、休憩時間に食べたいもの・飲みたいものは用意しておこう
時間は余裕があるけどブロック5は要注意
CBTはブロック1~4が単純5肢択一形式で60問、ブロック5が多選択肢形式で40問、ブロック6が順次解答4連問形式で40問となっています。
この中で多くの人が『時間がない』と感じるのがブロック5の多選択肢形式です。
逆に、ブロック1~4やブロック6は比較的時間にゆとりがあるので自分のペースで解いてもよいと思います。
では、なぜブロック5では時間が足りなくなるのかというと理由は以下の2つが考えられます。
ブロック5は時間配分注意
①問題文が長い
②選択肢が多くて悩む時間が長い
特にブロック5の問題文が長いので時間配分には気をつけてください。
分からなかったり悩んだりしたらマーキングして飛ばしたりすることも大切ですよ!
当日のポイント⑤
時間配分には要注意!
分からない問題は後で考え直したり工夫しよう
CBT受験後
CBT受験後は何もすることはないので、今までやりたかったことを思いっ切り楽しむことが大切ですよ!
不安な気持ちもあると思いますが、成績表の返却までは気にしすぎないことも大事です。
成績表返却は1週間後が目安
大学や時期によっても異なると思いますが、7日~10日で成績表が返却されます。
コンピューター形式の試験だから採点が速いんですね!
成績表がどんな感じか知りたい方はこちらの記事に写真を掲載していますので、ぜひご覧ください。
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体感より1割上がる
よくCBTは『手応えより1割高い』といわれています。
これは本当に正しいと思っていて、『思ったより悪かった』という声はほとんど聞いたことがありません。
必ず”1割上がる”とはいえませんが、想像よりも高いかもしれないので受験後に悩みすぎないようにしましょう!
また、体感より点数が上がる理由としては『難しい』と感じた問題の多くが削除問題の可能性が高いからです。
さらに、自信のなかった問題がたまたま当たっている可能性もあるのできっと手応えよりは点数が上がるはずですよ。
CBTの合格は当日まで諦めない
ここまででCBT直前期の過ごし方、当日の注意点と受験後の気持ちについてお話ししてきました。
CBTの勉強はたくさんした人も全然しなかった人もいると思います。
でも、この記事をよく読んで本番に万全の状態で臨むことができたら少し合格に近づくはずですよ!
最後まで諦めず、コンディションを整えて受験しましょうね。
また、CBT1か月前から2週間前には模試を受験することも大切です。
模試についてはこちらの記事で詳しく解説していますよ!
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みなさんの合格を心から祈っています。