CBTは基礎医学も重要
こんにちは!
CBTの基礎医学の勉強法&オススメ教科書の【後編】ですね。
この記事から『CBTで9割を取る』という部分をタイトルからなくしました。
確かに、CBTで9割を取るためには基礎医学が重要なのですが、CBT合格を目指している人でも基礎医学を勉強しますもんね。笑
そこで、今回からはCBTの基礎医学対策をできるだけ多くの人に伝えられる内容に仕上げていこうかなと思います。
まだ、CBTの基礎医学の勉強法&オススメ教科書【前編】を読んでいない方がいましたら、こちらをご覧ください↓
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CBTで9割を取るなら基礎医学を対策【科目別のオススメ参考書を紹介】
続きを見る
また、本記事の筆者が実際にCBTでどのくらいの正答率だったのか、どんな勉強をしたのかについてはこちらの記事をご覧ください↓
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CBTで9割に到達する勉強法【CBT94%の医学生が徹底解説】
続きを見る
それでは【後編】にいってみましょう!
必要に応じて、こちらの目次もご利用ください。
基礎医学を科目別に攻略する【後編】
生理学
生理学について、みなさんどんなイメージを持っているのでしょうか。
生理学は範囲がすごく多いですが、病気に結び付く部分も多いので、あまり苦戦していないのかなと思います。
CBT対策に限っては、生理学の勉強で特別なことをした記憶はないです。笑
『病気がみえる』は生理学の内容は充実していますので、クエスチョン・バンクの演習をしながら、該当ページを見るという勉強で問題ないと思います。
生理学は、疾患の病態に直接結びつくので、疾患の勉強をしていれば自然と身に付きますね!
ただ、もしこれを読んでいるのが1,2,3年生で、CBTまでまだ時間が残されているという方は生理学を一生懸命勉強することをおすすめします。
先ほど言いましたが、疾患の病態は生理学の知識をもとに考えるからです!
3年生までの間に生理学の知識を充実させておくと、臨床の勉強がより有意義になりますよ♪
一応、3年生以下の医学生もしくはCBTの勉強で辞書的に生理学の教科書が欲しい!という方に、
筆者が利用していた生理学の教科書を紹介します!
おすすめポイント
- これに載っていないことはないレベルの圧倒的情報量!
- 付録の『生理学で考える臨床問題』がものすごく勉強になる!
- 病気がみえるだと物足りない『神経の生理学』も充実している!
- 純白の表紙がオシャレ!
微生物学
微生物学は筆者の得意分野でした。
でも、CBTではあまり深いことを聞かれる印象もないですし、あまり差がつかないのではないかなと思います。
微生物学は感染症学と表裏一体になっているので、この分野を得意にすると、一気に点数UPにつながります。
他の臓器にも感染症があるわけですし!
2年生~3年生の医学生が読んでくれていたら、微生物学は舐められがちだけど、感染症の勉強の基礎としてはめちゃ大事だから頑張った方がいいよ!と伝えたいです。
標準微生物学を図書館で借りて読んだこともありましたが、微生物学の勉強にオススメの教科書はこれですね!
病気がみえる vol.6/医療情報科学研究所【合計3000円以上で送料無料】
メディックメディアの教科書は愛用してます。
3年生以下でも微生物学の勉強に病気がみえるを使ってみてください!(筆者も使っていました)
【番外編】寄生虫学
CBT基礎医学の分野で、嫌いな科目ランキングをつけるなら、発生学の次がこれですね。笑
多くの医学生が寄生虫学を苦手としていて、捨てる人も多いです。
しかし、CBT本番でなんだかんだ言って出ます。(1~2問出たという人がほとんど)
寄生虫学が苦手な理由を以下に挙げてみます。
苦手な理由
- 『病気がみえる』に全然詳しく載っていない!
- クエスチョン・バンクで出てくる問題数が多くてムズイ!
- 宿主の動物を覚えるのが大変!
- 虫卵の写真とか分からない!
- 日本でそんなに患者さんいないでしょう!
- 講義でも全然扱わなかったし、まともな教科書がない!
寄生虫学が苦手な理由って山ほどありますね。笑
筆者はCBTで95%を目指していたので、寄生虫学は勉強しました。
しかし、90%以下が目標の人は、寄生虫学はあと回しでいいと思います。
本当に、CBTの寄生虫学は細かいので、コスパ悪めです。笑
寄生虫学で覚えることは、クエスチョン・バンクの基本事項です。
どうしても教科書が欲しいという人はこちらが一番いいかなと思います。
基本的にCBTでイヤーノートを使うことはコスパが悪いので、推奨しませんが辞書的に使ってみるのもいいかもしれませんね。
病理学
病理学は基礎医学と臨床医学を繋ぐ科目とよく言われますよね!
なので、基本的には疾患の勉強をして、クエスチョン・バンクで演習して、病気がみえるを参照すれば大丈夫です。
ただ、病理学総論的な内容が一部CBTで出題されるのでそこが厄介に感じますね。
病理学総論的な内容は、クエスチョン・バンクの基本事項を抑えればいいと思います!
でも、筆者はあまり得意ではなかったです。笑
なんか炎症とか創傷治癒ってむずかしいですよね!
なので、CBT対策で使っていたというわけではないのですが、病理学の教科書はこれを使いました。
標準〇〇学シリーズは良いのと悪いのがありますけど、病理学と生理学はやっぱりおすすめですね!
おすすめポイント
- 炎症や創傷治癒といった総論的な内容をカバー!
- 寄生虫学についても病理学視点で詳しく載っている!(CBTの寄生虫画像問題に有用!?)
- 糖原病などの代謝障害の疾患も載っている!(病気がみえるだと少ししか載っていない)
- 病気がみえるには分類の無い『腫瘍』についての章がある!
- 後半は臓器ごとの各論になっていて疾患の勉強になる!
病理学って3年生でやることが多いと思うのですが、その時は疾患の知識もなく、たくさんの病気がやってきて、嫌いになりがちですよね。笑
でも、3年生から病理学の教科書をじっくりやると臨床の勉強には繋がりますよね!
脱線しました。笑
CBTで病理学の内容をサラッとしかも総論的な内容を!という方にはこちらをおすすめです!
図解入門よくわかる病理学の基本としくみ (メディカルサイエンスシリーズ) [ 田村浩一 ]
おすすめといっても、筆者自身は使っておらず、友人で使っている人が多かったです!
病理学の全体像を把握するには良い書籍らしいですよ!
CBTの病理・総論につまずいたら病理学の教科書を考える程度でいいと思います!
(基本はクエスチョン・バンク。笑)
【番外編②】公衆衛生
公衆衛生はCBTで大事な科目の1つです。
まだ、国試の勉強をしていないので分からないですが、国試でもすごく大事と聞いたことがあります。
ですが、クエスチョン・バンクを演習しても体系的に勉強できないな~と感じませんか?
正直、公衆衛生の範囲を1周目解いたときは全然分からなかったです。
でも、筆者はCBT本番で領域B(公衆衛生の範囲)を正答率100%で終えることができました。
それは、この教科書を使って、クエスチョン・バンクで得た知識をこれに書き込むという作業を繰り返したからです!
それがこちら!
CBT・医師国家試験のためのレビューブック公衆衛生 2020/国試対策問題編集委員会【1000円以上送料無料】
今回のブログの中で一番おすすめの教科書がこれです。
筆者はレビューブック公衆衛生を教科書代わりに使用したことで、領域Bの点数を伸ばすことができました。
おすすめポイント
- 公衆衛生は範囲が広いのでノートを作る時間はない!赤シートで暗記できる!
- 公衆衛生の教科書は少ないが、これはコンパクトに網羅している!
- 疫学の計算問題にも対応できるようになる!
- CBT頻出の医師法や介護サービス、産業保健などが勉強できる!
- CBT本番は、結構公衆衛生の問題が出題される!差がつく分野になる!
公衆衛生についてはまた詳しく記事を書こうと思っています。
基礎医学から脱線してますもんね。笑
でも、あまりにもオススメすぎて基礎医学のところで紹介させてもらいました!
公衆衛生と基礎医学の正答率で悩んでいる方、
まずはレビューブック公衆衛生を使って、差がつく公衆衛生分野を得点源にしましょう!
さいごに
最後まで読んでいただきありがとうございました。「
CBTの基礎医学の勉強法紹介なのに、少し内容が薄くなってしまったかもしれません。
また、ブログ記事の内容は更新していきますので、よろしくお願いします!
今回の記事では、CBT・医師国家試験のためのレビューブック公衆衛生 2020/国試対策問題編集委員会【1000円以上送料無料】が1番の推しですが、
【前編】では多くのオススメ教科書を紹介しています!
まだ読んでいない方はこちらをご覧ください↓
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CBTで9割を取るなら基礎医学を対策【科目別のオススメ参考書を紹介】
続きを見る
それでは次回の記事もお楽しみに!