CBT模試について
CBTが近づくと、『今の自分の実力はどのくらいなのだろう?』と不安になってきますよね。
そこで、多くの医学生がCBT模試を受験して自分の力試しをします。
でも、CBT模試についてこんな疑問が湧いてきませんか?
CBT模試に関する疑問
CBT模試の難易度ってどのくらいなの?
CBT模試っていつ頃受けたらいいの?
CBT模試はどれを受けたらいいの?
CBT模試でどのくらいの点数を取れれば大丈夫なのかな?
今回の記事ではこんな疑問をCBT受験済の医学生が解決していきます!
また、クエスチョン・バンクの問題をたくさん解いてやることがなくなった人向けに、
【新しい問題をたくさん解く裏ワザ】についても紹介していきますね。
筆者が実際にCBTで何%を取ったのか、まだご覧になっていない方はこちらの記事をご覧ください。
-
CBTで9割に到達する勉強法【CBT94%の医学生が徹底解説】
続きを見る
目次
CBT模試の選び方
CBT模試には主に、メディックメディアのQB模試、TECOM模試、MEC模試の3つがあります。
どの模試を選んでも、CBT本番同様に320問を6ブロックに分けて制限時間内に解くという形式です。
なので、基本的には好きな模試を選んで受験しても大丈夫だと思います。
また、CBT模試をいくつ受験すればいいのかについてですが、
この記事では『最低1つ、できれば2つ、余裕があれば3つ』を推奨しています。
それでは、具体的に選ぶポイントをみていきましょう!
CBT模試を選ぶポイント
- 全国の受験者数
- CBT模試の受験料
- 学内で受験している人の割合
- 難易度
- 解説の充実度
このあたりを基準にCBT模試を選んでいくのがよいと思います。
特に、全国の受験者数は大事ですね。
CBT模試はそれぞれの医学生が別々のタイミングで受けるので、全国順位等はあまり重要ではないですが、やはり自分が全国の医学生の中で、どのくらいの位置にいるのかは、自分を見つめ直すうえで大切でしょう。
また、全国の受験者数が多いからといって、学内で受けている人が少なかったら、あまり意味がないですよね。
大学によってどの模試が人気があるかは異なってきますので、周りの人がどの模試を選ぶかには関心を持った方が良さそうです。
さらに、難易度はそれぞれの模試で若干の差がありますので、選ぶ際の基準にしたほうがよいと思います。
ここからは、それぞれの模試の特徴をみていきましょう!
メディックメディアCBT模試
メディックメディアCBT模試のいいところは以下のとおりです。
おすすめポイント
- CBT模試で最多の受験者数を誇る(2019年度;5,316人)
- QBオンラインとのセット販売がある
- スマートフォンやタブレットでも受験できる
- 結果が分かるのが速い
- 解説が充実
- 間違えた問題をWebで復習できたり、解説をオンラインでみれる
- 難易度が若干高い
おすすめポイントを挙げたらたくさん出てきました。
やはり、受験者数が多いのが大きな魅力です。
筆者の大学でも、模試の話題は基本的にメディックメディアCBT模試でした。
また、個人的には普段iPadで勉強しているので、タブレットでも受験が可能というのは魅力の1つでした。
また、解説がオンライン上で読めるのもメディックメディアCBT模試だけですね。
普段のQBオンラインを解く感覚で、復習できるのも良かったです。
基本的にQBオンラインとセット販売になっていて、お得に受験することができます。
(筆者のCBT受験時代は、QBオンラインを購入すると、模試は無料だった)
模試にあまりお金かけたくない人も含めて、どんな人にでもおすすめできますね!
MEC模試・TECOM模試
MEC模試・TECOM模試の特徴
- MEC模試は例年、全国約5,200人が受験(TECOM模試は分かりません!少なかったと思います!)
- 値段はMECが6,000円(税抜き)、TECOMが6,200円(税込み)
- どちらもCBT本番やメディックメディアCBT模試よりやや易しめ
- PCでのみ受験可能
- どちらも解説書は紙ベース
MEC模試もTECOM模試もPCで受験するスタイルです。
CBT本番はパソコンで受験なので、QB模試をタブレット等で受験した人は一度、PCでの受験も練習しておくといいかもしれません。
また、難易度はやや易しめという人が多いです。
なので、二つ以上の受験を考えている人は、QB模試より先にTECOM模試かMEC模試を受験するといいかもしれません。
CBT模試の受け方・時期
受験の方法ですが、メディックメディアCBT模試とTECOM模試・MEC模試でそれぞれ異なります。
メディックメディアCBT模試(QB模試)は、QBオンラインの画面から受験することができます。
QBオンラインとセットでご購入された方は、特に申し込みの必要はありません。
つまり、個人で受験可能です。
一方、TECOM模試やMEC模試は個人単位での申し込みができません。(2020年時点)
それぞれの大学の国試対策委員を通して受験を申し込むことになりますので、
国試対策委員から連絡が来るのを待ちましょう。
TECOM模試やMEC模試は個人単位で申し込むことができないのが不便ですね。
また、模試というと全員が同じ日に受けるのかな?という印象がありますが、
CBT模試は配布されたログインID・パスワードなどを使って、自分で好きなタイミングで受験することになります。
なので、先ほどもお話したように、模試の順位とかがたいして意味を持たないのです。笑
自分で好きな時に受験できるとなると、『受験のタイミング』が難しくなりますよね。
この記事では、
CBT本番1か月前にTECOM模試orMEC模試の受験
CBT本番2週間前にメディックメディアCBT模試(QB模試)
の受験をオススメしています。
もちろん、QBオンラインの進捗に合わせて受験してくださいね。笑
優先すべきはQBオンラインを進めることですが、QBオンラインを1周終えることができたら上記の日程で受験してみましょう。
目標は合格で、高得点を狙っているわけではない場合には、CBT本番2週間前のメディックメディアCBT模試で十分です。
なぜ、この日程での受験をおすすめするかというと、
まず、模試自体が320問あるので、半日~1日を模試を解くのに取られてしまいます。
さらに、その復習に1~3日程度、成績返却から弱点克服に1週間程度の時間を要するわけです。
CBT本番直前には、問題演習を繰り返す時間を確保したいので、
模試の受験は本番2週間前までに済ませるということを意識しておきましょう。
CBT本番とCBT模試の差
よく言われるのが、
『CBT模試からCBT本番まで10%上がる』
ということです。
どの模試を基準にするかによって違うと思いますが、
一番受験者数の多いQB模試を例にとると、多くの人の得点率においてCBT本番で5~15%の上昇がみられていました。
模試の正答率が悪かったとしても全然気にすることはないと思います。
では、なぜQB模試よりCBT本番で点数があがるのか、その理由をいくつか挙げたいと思います。
正答率が上がる理由
- QB模試は本番と同レベルもしくはやや難しめだから
- 模試で弱点を見つけることができて、弱点を潰すことができるから
- 模試は320問だが、CBT本番ではプール問題の240問しか採点対象にならないから
- CBT本番2週間前からCBT本番までは今までの努力が一気に形になる期間だから
ここで挙げたような理由でCBT本番は正答率が高くなる傾向にありますので、模試は本当に参考程度で大丈夫ということですね!
ただ、合格ラインより10%以上低かった場合はCBT本番までに気合いを入れ直して勉強したほうがいいかもしれません。
QB模試とCBT本番の差【実例】
一応、僕自身のCBT本番とQB模試の差についても記事にしておきます。
これは自分自身がCBT受験前に、模試と本番との差について調べても出てこなくて残念な思いをしたので、
誰かの役に立てれば…という気持ちで載せておきますね!
参考にしてみてください。
他人の成績を見たくないな…という方は飛ばしてくださいね。
ちなみに、QB模試・TECOM模試・MEC模試ともに5年生になってから、模試の結果ページにログインしようとしてもできませんでした。笑
なので、TECOM模試とMEC模試の結果については見ることができなかったです…
QB模試だけ奇跡的にスクショが残っていたので、一応参考にしてみてください。
それではいきます!
(閲覧は自己責任でお願いします💦)
【QB模試】
【CBT本番】
CBT本番2週間前に受験したQB模試はご覧のような結果でした。
筆者の場合はあまり変化はありませんでしたが、友人の場合はほとんど本番の方が10%くらい高く、QB模試で80%前半くらいの人は多くが90%を超えていました。
また、QB模試で70%台の人は85%くらいだった印象です。
注目して欲しいのは、模試と本番で正答率の高い領域と低い領域はだいたい一緒ですよね。
筆者は得点率の低い領域を本番までに伸ばすことができませんでしたが、CBT模試で浮かび上がった弱点を潰すことが大切だということが改めて分かります!
【豆知識】模試を使ってたくさん問題演習をしたいなら
こんなことで困っている方はいませんか?
模試に関するちょっとした悩み
QB模試で十分なんだけど、ちょっとTECOM模試やMEC模試も気になるな
クエスチョン・バンクもたくさん演習したし、もっとたくさんの問題を解きたいな
TECOM模試やMEC模試は値段が高いけど、問題は解いてみたいな
こんな人にオススメなのが、メルカリや楽天ラクマで前年度版の模試解説書を購入することです!
筆者はやっていませんでしたが、例年CBT本番が近づくと購入する人が多くて、売り切れてしまうこともあるみたいですね。
問題数を多く解きたい方や、本番と同じような320問形式で、全範囲をまんべんなく解いてみたいという人は検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
CBT模試に関する記事を読んでいただき、ありがとうございました。
最後にCBT模試に関しておさらいしておきましょう!
CBT模試についてまとめ
- CBT模試は主に3種類あるがどれか一つを受験するならQB模試
- CBT模試の受験は2週間前までに済ませる
- 模試を復習する期間を計画に入れておく
- CBT模試と本番では一気に点数が伸びるので、模試の結果は気にしない
特に、本番直前に受験しないことが大事です。
受験勉強でも、前日に模試を解く人はいませんよね?笑
あと、模試はあくまで参考程度です。
本番直前まで諦めずに勉強すればきっと点数も伸びますよ!
みなさんがCBT本番で納得のいく点数を取れるように願っています。
これからもCBT関連記事は増やしていくつもりです。
なにかご質問やご相談がありましたら、Twitterなどを通してお気軽にお問い合わせください。
-
CBT4連問のコツと対策【有益情報満載の4連問の教科書】
続きを見る